OMEGA / Ladymatic Cal.681 27.Apr.2024
症状
極端な振り角低下。前回OHご不明。定期的にOHされていないヴィンテージ時計ですので、状態がよろしくありません。良好に復帰するかどうか?アンティーク時計の修理と同様に一度、分解・洗浄・組み立・注油してから確認させて頂きます。
修理内容
▼OH
▼サビ取り
▼プラ風防ポリッシュ
▼ダイヤル・インテックス・リペイント
時計師コメント
全ての油が揮発しており、機械全体にサビが発生しておりました。また湿気によるダメージが多く文字盤インデックス・ペイントの8割が剥がれ落ちておりました。年代的にシッカリと焼き入れされたパーツが使われておりますので、サビは深層に至らない状態でした。サビは全て除去しております。インデックスの塗装はリペイントしております。プラ風防は小傷によって時刻が読み取れない程、視認性が悪い状態でございました。しかし交換してしまいますと、当時の年代テイストを損なってしまいます。よって丁寧に磨き上げ視認性を復帰させております。状態の良い自動巻センターセコンド&デイトの同モデルは非常に少なくなっております。継続的・定期的なOHをおすすめ致します。