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RADO / Cal.1977-2 20.Apr.2024

症状

止まりの状態でお預かり。ケースとミラネーゼ・ブレスに“緑青”多数あり。ヴィンテージケース&ブレスでございましたので、緑青はガラス・ブラシで丁寧に除去致します。

修理内容

▼OH
▼プラ風防ポリッシュ

時計師コメント

揮発した油の残渣が固着し、一部の歯車の動きを完全に妨げておりました。オーバーホールにて改善しております。多発していた“緑青”ですが、ケースやブレスの一部にコーティングが剥がれている箇所がございましたので、薬剤などを使用せずにガラス・ブラシで丁寧に除去しております。プラ風防をケースに固定していた接着剤が時計専用では無いタイプが使用されておりましたので、全て除去し正しい接着剤(文字盤や針に影響しないタイプ)で固定しております。プラ風防も交換では無く、小傷を除去しそのまま再装着しております。現行モデルでは見られない大変素敵なお時計でございました。ヴィンテージ時計としては非常に綺麗な文字盤でございましたので、定期的なOHをお勧め致します。