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TAG HEUER/Grand Carrera Cal.2824 14.Jul.2023

症状

・止まり

修理内容

▼OH

▼センターチューブ交換

時計師コメント

ダイヤル(文字板)をムーブメントに固定する“足”が2本あるのですが、2本ともに折れておりました。固定されなくなったダイヤルはムーブメントの上を自由に動き、 時分針を位置決めしている“センターチューブ”を歪ませた結果、「止まり」となっておりました。大きな衝撃によりダイヤルの足が折れたのだと推測致します。ダイヤルの足の溶接は可能ですが、一度折れてしまった足は再び折れやすくなります。また、溶接時に発生する熱によりダイヤルが変色してしまう可能性が非常に高うございます。

お預かりした時計のダイヤルは「白色」でございましたので、溶接すること無くテープで固定する方法が最善と判断致しました。センターチューブはパーツ交換しております。

当店ではダイヤルの足を溶接する場合は、“リダン”を含めた修復をお勧めしております。