症状

前回のオーバーホールが8年前。測定不能。防水NG。内部を拝見したところ細かなサビが 飛散しておりました。オーバーホールと併せて、サピの発生元と防水性NGの原因となるケースバック、リューズ、プッシュボタンをチェックさせていただきたく存じます。

修理内容

▼OH

▼サビ除去

▼パッキン交換

時計師コメント

全ての油が揮発し、残渣も多くございました。サビ除去とOHにて綺麗に仕上がっております。リューズ、プッシュボタン、ケースバックのパッキン全てが劣化しておりました。特にクロノスタートのプッシュボタンのパッキンが溶けて無くなっておりました。サビの発生元と防水NGの原因はこの部分でした。防水機能の高い時計はネジロック式リューズが多く、またデイトナのクロノスタート、リセットボタンはネジロック式でございます。ご使用後にシッカリとネジロックすることをお忘れになる傾向が高うございます。ご留意くださいませ。現在、防水機能は復帰しており、精度も振り角も良好でございます。