FRECO pocketwatch Cal.287 06.Jul.2024
症状
止まり
修理内容
▼OH
▼風防・ケースポリッシュ
時計師コメント
前回OHが約40年前の時計でございましたが、深刻なパーツダメージはございませんでした。しかしながら大量の油が注油されており、その油が機械全体に浸透して文字盤にまで行き渡っておりました。腕時計の場合は大量の油は可動の妨げになりますが、トルクの強い懐中時計であった為に可動しており、加えて長期間OHされていなくてもパーツの損傷を免れることが出来たのかと推測します。残念ながら、油は文字板側まで浸透しておりましたので、一部の“切り分”の塗料が溶解しておりました。切り分と切り分の間の汚れは綺麗に除去しております。現在、精度・振り角は良好でございます。