ROLEX / DayDate Cal.3055 24.Feb.2024
症状
・巻き真抜け ・文字盤のズレ
修理内容
▼OH
▼ゼンマイ交換
▼オシドリ交換
▼機留めプレート調整
時計師コメント
内部の機械をケースに保持するための「機留めプレート」と呼ばれるパーツが変形しておりましたので、修復しております。“文字盤のズレ”はこれが原因でございます。全体的にネジ締めのトルクが弱いようでしたので、これも影響していた可能性もございます。“巻き真抜け”は「オシドリ」と呼ばれるパーツの損傷でしたので交換しております。長年OHされていないようでございましたので、油の揮発に加えゼンマイのトルクも低下しておりました。ゼンマイも合わせて交換しております。使われていた油の種類が少ない事が気になりましたが、現在は正しいOHにて振り角・精度ともに良好でございます。